2010年9月29日水曜日

アドグリーンコートC2による遮熱・排熱塗装作業後の温度測定 オフィス屋上編終了

7月23日 12:42 外気温度:38.8℃
防水シート表面温度:35℃

外気温度よりも低くなりました。
(株)Yさんに勤めるOLのかたがたからも、「涼しくなりました。」と言う、言葉を頂きました。

これから、遮熱・排熱塗装をお考えの方は、是非参考にしてください。

アドグリーンコートC2による、上塗り作業

アドグリーンコートC2による、上塗り作業。
基本的には、中塗りと同じ作業ですが、2度目は乾燥時間が長いので、天気はもっと気になります。

写真は、2度目が塗り終わった直後です。
高地水槽の土台のコンクリートも塗りました。

アドグリーンコートC2による、中塗り作業

今回は、防水シートに合わせた、弾性のアドグリーンコートC2を使用します。立ち上がり部分の見切りは刷毛で行います。
















 長柄を使ってローラー作業です。勾配や、逃げ道を考えて作業を進めます。 曇りででしたが、夜半過ぎに雨が降りました。
常に、ウエザーニュースと相談しながら作業を進めたので、あまり心配はありませんでした。

次の日塗装面を見ましたが、何ともなかったです。

プライマー作業

プライマー作業です。アドマイルドコート:エポキシ樹脂

この材料は、錆止めとしても使えます。
充分な乾燥後に、この作業を行います。

この下地処理がムラになると、上塗りにも影響しますので、丁寧にやりましょう。

シート防水パッチ作業

よく見ると、穴が空いているところがありました。
防水シートで、パッチを当てています。















 パッチ後の写真です。写真では良く解りませんが、約10cmの大きさです。

全部で、20箇所位ありました。ほぼ1日かかりました。
後、穴の中から水が結構出てきましたが、充分に乾燥させないと、糊の付きが悪いので工夫して水分を除去しました。

アドグリーンコートC2による遮熱・排熱塗装作業前の温度測定

7月1日 11:59 外気温度:40.6℃ 

梅雨の合間で、輻射熱もあり、暑い日でした。










 7月1日 11:59 防水シート表面温度:42.4℃
さすがに、外気温より高いですね。
写真の所々黒いところは、トップコートが剥げ落ち、下地の防水シートがむき出しとなったところです。所々、シートに穴が空いているようです。

洗浄作業

 高圧洗浄機による、水洗い。
写真の通り、水洗いすると、表面の汚れ(スラッジ)が除去されます。
この日は、今にの泣き出しそうな天気で、洗浄日より(?)でした。

汚れと一緒に、シルバーのトップコートが剥げています。
塗り替え時期としては、ちょうど良い時期だと思います。
金属製の折半屋根より、時間がかかります。

作業面積も、300㎡弱ありましたので、洗浄作業に丸1日かかりました。何度も書きますが、掃除は基本です。
お化粧前の、洗顔と同じです。

とても地道な作業ですが、丁寧に行いましょう。

オフィス屋上編

オフィスの屋上である、シート防水の遮熱・排熱塗装についてです。
 シート防水とは、簡単に言うと、コンクリートの上に、防水シートを貼り、その上に仕上げの塗料をぬっる工法です。

10年位経過すれば、表面の塗膜が剥げて、空気が入り、やがて雨漏りの原因となります。
これも、株式会社 Y様のオフィスの屋上です。

物流倉庫編 終了

梅雨時という、塗装工事としては、やや不利な状態で始めて、約一月かかって作業を無事終えることができました。

今回の作業工程の中に、折半屋根の塗装以外に、防水シートの作業も同時進行で行っていたので、実際の作業日数は、20日くらいだと 思います。

作業が終わりになるにつれて、倉庫で働く方から、「朝、倉庫のモワッとする熱気が無くなりました。」
と声をかけらる事が多くなり、作業終了の挨拶に伺う頃は、会う方、会う方から、「涼しくなりました。ありがとうございます。」という、お言葉を頂き、あまりの感動で泣きそうになりました。
「ペンキ屋冥利に尽きる」 心から実感することができました。

「アドグリーンコートは、本物だ」という事を、再確認することができ、新たなる自信にも繋がりました。

この作業をするにあたり、御協力頂いた(株)Y様川崎倉庫の皆様には、厚く御礼申し上げます。
ありがとうございました。

これからも、末永く宜しくお願いいたします。

アドグリーンコートEXによる遮熱・排熱塗装作業後の温度測定

7月21日 12:30 外気温度:41.3℃











7月21日 12:30 屋根表面温度

 外気温より、低い記録が出てしまいました。
 温度の測定の仕方によって、若干誤差が出るようです。

(株)Y様の作業報告書では、一番成績の悪いものを掲載させて頂きました。

普通は、できるだけ良い成績を載せたいものですが、弊社の方針として、「40.8℃」のデータを結果として揚げました。


理由は、「最低でもこれくらいの温度はクリアーできる」、高品質の証明と考えています。


7月21日 12:32 倉庫内温度:32.6℃

作業前は、外気温度よりも室内温度の方が高くなっておりましたが、作業後は、外気温度より高くならず、10℃くらい低くなる結果が出ました。


アドグリーンコートEXによる、上塗り作業

 上塗りです。写真のように細かいところ以外は、ローラーで仕上げます。
中塗りがしっかり入っているために、仕上げは比較的楽な作業です。
と言っても、中塗りと同じ作業時間はかかりました。
































完成写真です。

健康管理

猛暑の中の作業です。健康管理には充分気をつけます。
休憩・水分補給・食事には気を遣うのは当たり前ですが、それだけでは、不十分です。

私自身、空手をやっていて、体力には自信がありますが、この暑さを乗り切るためには、もう少し工夫が必要でした。

私が通う、サバーイ(タイ古式マッサージ:厚木市 046-291-2242)で売っている、ブラジル産プロポリスです。

これは、プロポリスの純度が高く、ブラジル政府公認の商品です。
これを、摂取して2年半が過ぎました。
 初めは、インフルエンザ予防のために購入しましたが、「夏の暑い時期に体力が保たれる 」と言うことに気づきました。
少し苦いですが、もう慣れっこになりました。


また、タイガーバームのようなインドメタシンを含むタイ製の軟膏です。

タイ語は読めませんので、ネズミの絵が書いているところから、「ネズミバーム」と名付けました。

これを作業前に、背中・肩・腕・脚に塗り込みます。
これを塗って仕事をすると、疲れにくくなります。

後は、充分な睡眠ですね。

中塗り完成!!

中塗りが完成しました。アドグリーンコートが、水性塗料のため、雨は厳禁です。


お隣の屋根と、ずいぶん違う色になりました。
完成まで、あと一息です。

アドグリーンコートEXによる、中塗り作業

遮熱・排熱作業の1回目です。
塗料は、遮熱・排熱塗料のアドグリーンコートEXを使います。

錆止めが終わる頃は、もう7月に入っていました。
梅雨明けまでの、カウントダウンが始まりました。

掃除・錆止めまで、屋根の表面温度は50℃まで上昇します。
私は、地下足袋を履きますので、足の裏がとても熱かったです。













外気温度も、38.8℃。
目が回るくらいの暑さです。

刷毛・ローラー・エアコートガンを使い分けて作業します。

1回目のアドグリーンコートEXを塗ると、今までの足にの裏に感じる熱さが消え、うそのように快適になりました。

また、照り返しの焼けた空気が、アドグリーンコートEXにより、冷やされて作業効率も上がりました。

塗料の搬入について

写真はホイストを設置して、エントリーエリアを設けました。→
作業面積は、薬3,000㎡ですので、使用する塗料の数量も半端じゃありません。

い一般住宅ですと、材料置き場から距離はありませんが、工場や倉庫の屋根ですとかなりの距離を持ち上げ、持って運ぶことになります。

そこで、運搬用の機械のホイストを設置しました。
10mの高さまで、材料をつり上げます。
そして、使い終わった空き缶もそれで下ろします。

天気と塗装作業について

ここでちょっと作業の話から外れますが、塗装業者としてとても重要な話です。

天気と塗装作業についてです。「雨が降ると、塗装作業ができない」というのは、塗装業者でなくとも、容易に想像できると思います。
以前は、テレビ・新聞などの天気予報で、1週間後の予報まで把握していました。

○リアルタイム天気予報サイト「ウエザーニュース 」の登場

インターネットや、携帯電話でもリアルタイムで、しかも、ピンポイントで天気の情報を得ることができます。
GPS機能を生かして、ピンポイントで作業現場を登録します。
「雨雲アラーム」や、「ゲリラ雷雨メール」など、を生かせば、遠隔地でも作業現場の天気の情報を取ることができます。
とても便利になりました。このブログの→で検索できるようになっていますので、是非ご利用ください。

錆止め作業2

機械(エアコートガン)による、吹き付け作業です。

アーチ部分の塗装に有効です。

タッチアップの意味

○結果として、さびた部分を2度塗りする事になり、より錆びにくくする。

錆止め作業が終わると、滑りやすかった屋根が滑りづらくなります。

錆止め作業1

今回は、塩害を考慮して、強めのプライマーを使用しました。

製品名:アドプラコート(エポキシ樹脂製錆止)

写真は、錆があるところを、あらかじめ刷毛で塗りました(タッチアップ作業)。→







ボルトの先端などは、塗り残しがないように丁寧に塗ります。

















 排水溝の裏側も、錆止めします。中から錆が出る可能性があるので、それを防止するためです。

○見えない所こそ、丁寧に

実行することは、なかなか難しいですが、頑張ってやります!

水洗い

高圧洗浄機の、特殊ガンスパウト(ターボ回転ノズル)を使用して
洗浄します。

注意点
○ケレン作業で出た、ホコリ等をきれいに洗い流す。


洗浄後は、折半屋根が滑りやすくなるので、気をつけましょう。

アドグリーンコートEXによる遮熱・排熱塗装作業前の温度測定

遮熱・排熱塗装前の写真です。
日付は、6月30日で、梅雨の合間ですが、屋根の温度は、50.3℃もありました。












測定時間:11:34 
外気温度:37.5℃
梅雨の晴れ間でも、かなり暑いです。









 倉庫内の2階の温度です。
測定時間:11:44
室内温度:40.2℃

 「モワッと」します。夏本番前で、先が思いやられる温度です。

ケレン作業2

                                       
作業後→
←作業前

















作業前は、錆が出て、塗膜もめくれています。
作業後は、余分な塗膜も取れて、面がフラットになっているのがおわかり頂けると思います。

ケレン作業(掃除)1

ケレン作業です。
 注意点
○安全のため、防塵マスクを着用すること。

弊社は、アスベスト除去の仕事もするため、防塵マスクにはとても気を遣っています。レベル3の物を使用していますので、通常の防塵マスクより、より安全です。  重松 DR-77R2 http://www.sts-japan.com/products/bojin/detail.php?id=DR77R2

マスクもしないでケレン作業する会社には、頼みたくないですね。
写真→は、長柄のパッドです。

屋根の塵の写真です→。
京浜工業地帯と言うこともあって、火力発電所や、色々な工場が多数ありますので、風に乗って飛んできたと思われます。

屋根の錆る原因の一つと考えられます。
手作業で、これらを完全に除去する必要があります。

実際、この行程が一番大変です。当然、この行程を省略すると、塗装の寿命も短くなります。

どんなに良い塗料を使用しても、ゴミが残っていては、ダメですよね。
 「この材料はダメだな。」という、塗装業者がいますが、それは、施工業者がちゃんとやっていないからです。
塗料メーカーも、頭を悩ます一つです。

この行程を省略する(あまり手をかけない)と、経費が節約できるのも事実です。 同業者として、正直、困ったものだと思います。

写真→は、機械を使用しての作業です。作業した後は、丸く跡が付いていますね。

○作業面のホコリを落とすと共に、旧塗膜に傷をつける。
○屋根の錆を落とす。

旧塗膜を傷つける事により、塗料の密着を良くします。

基本は掃除です。

作業足場

一般住宅と意味は同じです。
作業面は、2階の大屋根です。構造は折半屋根です。 屋根のタイプは、切り妻屋根(三角屋根)です。
今回は、屋根のみですので、転落防止のために、北面(右の写真)と南面のみ組むことにしました。

屋根の先端のアーチの部分が、大変そうですね(実際、その通りになりました)。
下に、物流関係の車が沢山止まってますから、そこに、塗料を飛ばしてはいけません。
場所が、海の近くなので、風が強いところです。

右の写真は、足場完成語の写真です。
シート養生も終わり、これなら、機械で吹きつけしても、塗料は飛びませんね。

物流倉庫偏 部材搬入について

川崎区にある物流倉庫、「株式会社Y」様です。 

作業前に、転落防止用足場の部材を搬入しました。
注意点
○安全対策として、保管場所をパイロン等で囲むこと。

物流倉庫は、毎日早朝から、夕方までひっきりなし無に車の出入りがあります。
邪魔にならないように、気をつけます。

2日に分けて搬入したのですが、初日は梅雨入りの大雨で、グショグショになりました。
健康管理には気をつけましょう。

2010年9月24日金曜日

猛暑も終わり。少し寒い。

平成22年9月23日(木)から、涼しくなりました。やっと、暑さも終わりみたいです。

2010年9月22日水曜日

完成!一般住宅偏


←塗装前  塗装後→



おかげできれいにできました。

遮熱の効果の証明

裸足で、屋根の上に上がれるようになりました。
このとき、温度の測定ができませんでした。
具体的な温度測定は、工場偏で書きます。

室内温度も下がりました。

遮熱・排熱塗装の上塗り


アドグリーンコートEXによる、上塗り。下地の白が無くなるまで塗り込みます。

















 上塗りを2回塗りました。これで、塗り残しや塗りムラはありません。

遮熱・排熱塗料による屋根中塗り

アドグリーンコート(白)による、中塗り作業。
「屋根に白?」と感じる方もいらっしゃると思いますが、これが遮熱・排熱塗装の特徴です。















 中塗りが完成しました。まるで雪が積もったみたいです。この段階で、熱かった屋根の温度が下がりました。
また、コロニアルのカッター入れも忘れません。

屋根下塗り

2液(主材+硬化剤)のエポキシ系プライマー

特徴:強溶剤系エポキシ塗料で、強力なプライマー効果を発揮します。
強溶剤のため、旧塗膜を侵しやすいので注意が必要です。
2回目の塗り替えには向かないと思います。その時は、
弱溶剤系を使い分けます。






 コロニアルの塗り替えの場合、カッターなどを使用して、重なり部分を切ります。コロニアル同士がくっついたままだと、「毛細管現象」で、雨水を吸い上げ、雨漏りの原因となります。

20mmのローラーで、転がします。このとき、吸い込みムラが無くなるまで、塗ります。

破風の塗装

1液ファインシリコンベストによる、破風の塗装。

この材料は、屋根材であるコロニアル専用のシリコン塗料(油性)です。
この住宅は、破風が新建材で出来ているため、塗装可能と考えました。
○シンナーで希釈しすぎないようにする。
 










全て刷毛で塗ります。トヨとの間の狭いところは、人形刷毛(細い平刷毛)で、塗り込みます。

中塗り・上塗りと2回塗ります。
下塗りが、白いため、1度塗りではなかなか仕上がりません。
特に、西面・南面は最も、紫外線で痛みやすく、必要に応じて、3回塗りを施します。